1月17日(水)M「秘密の花園」東京芸術劇場シアターイースト

作:唐十郎、演出:福原充則
東京芸術劇場では、故扇田昭彦の提案により、2013年から現代演劇のルーツというべきアングラ世代の戯曲を、若手・気鋭の演出家によって2013年度から”ROOTS”と銘打って上演している。第1弾は「ストリッパー物語」(つかこうへい作、三浦大輔演出)だった。本作は第5弾
である。この作品は、1982年の本多劇場の杮落し公演の作品だった。主役アキヨシを演じたのが柄本明で対するヒロインのいちよ・もろはを緑魔子が演じた。演出は小林勝也だった。今回は、そのアキヨシを柄本明の息子の柄本佑が演じ、いちよ・もろはを寺島しのぶが演じ、助演を池田鉄洋、田口トモロオ(別のオ)が助演した。この芝居は、初演はもちろん、何回も観ているが、今回のように派手なスペクタクルな演出は始めてだ。これはこれで面白いのだが、日暮里という場所の一種の哀感、菖蒲湯の菖蒲の切なさがふっとんでしまう。それを補っているのが、寺島しのぶのいちよ・もろは・・。この首を吊ったいちよと、彼女そっくりのアキヨシの姉もろはを演じて、その存在感はあたりを払った素晴らしいいものだった。唐十郎の世界が十分に確保できていたのだ。

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by engekibukuro | 2018-01-18 07:44 | Comments(0)  

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