4月11日(水)M「百年の秘密」ナイロン100℃

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ、本多劇場
日本の現代演劇で、最高の劇作家・演出家だと思っているのは、ケラリーノ・サンドロヴィチだ。そのケラが演出した2011年初演の「百年の秘密」は、私には珍しく面白くなかった。無国籍の人々のさまざまな人間関係や事件が面白く観られなかったのだ。だが、今回の再演で、初演にもあった、舞台中央に堂々と生えている楡の古木に注目して、この芝居の秘密の謎に近づくことができた思いがした。この古木が、人間の営為を厳然と眺めていたのだ。そして人間の営為などと無関係に凛として存在する、この巨木の存在感そのものが、この芝居の命だと分かったのだ・・・。

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by engekibukuro | 2018-04-12 09:41 | Comments(0)  

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