5月5日(土)S「吸血姫」唐組 新宿・花園神社

作:唐十郎、演出:久保井研+唐十郎
いつもは唐組の芝居は、雑司ヶ谷の鬼子母神で観るのだが、今回は花園の初日に行った。それは、今回の芝居に銀粉蝶が特別出演するからだ。銀は、80年代の小劇場ブームの時代に夫の生田萬と「ブリキの自発団」という劇団を主宰して、あの時代の花形女優だった。今期は、江ノ島の愛染病院の花形看護婦高石かつえに扮し、妖艶な存在感を舞台に縦横にまき散らして、これも特技の歌をたっぷり聞かせてくれた。かって、銀は横浜の相鉄本多劇場でリサイタルを開いたことがあり、私はそれに行った・・。この芝居の状況劇場での初演は、1971年渋谷の西武の駐車場の裏に建てられた紅テントだった。それも観た。初日のテントはテント一杯の客で溢れかえっていて、昔の状況劇場を髣髴させた。芝居は間に10分の休憩をはさんで2時間は、あっという間に終わった感じで、通常のいつも見ている「演劇」とは次元がことなる舞台としか言いようがない・・。そして、この舞台には唐の娘の大鶴美仁音と息子の大鶴佐助が出ていて、二人とももう立派なアングラ役者になっていた。とくに美仁音は命がけのような奮闘で、近いうちに一枚看板の女優になりそうだ。カーレンコールには唐さんも挨拶し、終演後の初日乾杯では乾杯の音頭をとった。充実した一夜だった・・。
北斗賞;堀切句:”芯折るる音またひとつ大試験”、”鳥雲に結婚離婚すべて紙”、”永き日をたっぷり使ふ御柱”

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by engekibukuro | 2018-05-06 09:35 | Comments(0)  

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