5月10日(木)S渋谷・コクーン歌舞伎「切られ与三」(演出・美術:串田和美)

作:瀬川如皐「与話情浮名横櫛」より、補綴:木ノ下裕一、音楽:Dr、KyOn、bunkamuraシアターコクーン、松竹KK
与三郎を中村七之助、お富を中村梅枝、下男忠助と蝙蝠の安五郎を笹野高史が演じる。コクーン歌舞伎も25年目を迎えた。串田と十八世中村勘三郎とのタッグによりり始まったコクーン歌舞伎、七之助が小学校の頃に始まったのだ。今回の串田の演出は、洗練の度が更に上昇して、非常に見ごたえのある舞台だった。下座音楽をDr.KyOnのピアノ、ベース、パーカッションを使い、串田の現代アート風の移動するセットと相まって、与三とお富の物語は、高野の狂言回しの渋みが隠し味になって、物語のストーリーの進行が、それぞれのシーンの内容を超えて、全体の流れのショウアップの高揚になって、一つのスペクタクルに収斂して、与三とお富はその流れの美的ポイントの一つとして存在して、物語を越えた独特の存在に変貌した。むろん七之助と梅枝はその役割を自然に果たして無類のテイストを舞台に放流していた・・。
北斗賞・堀切句:”赤子よりまだまだ軽し茶摘み籠”、”眼鏡屋のめがねの数の夏来たる”、”夏めくや貝のかたちのパスタ茹で”


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by engekibukuro | 2018-05-11 10:17 | Comments(0)  

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