6月12日(火)映画「万引き家族」(監督:是枝裕和)

カンヌでパルムドール賞を受賞した映画だ。最下層の一家の話だ・・。この家族の中の男の子と女の子は、どこかで拾ってきて、そのままこの家にいついてしまった子供だ・・。ストーリーとか、映画の筋道はややこしくて、よくわからないが、これはそういうことより、毎日のこの一家の生活のドキュメントで、ファーストシーンは一家の主のリリー・フランキーが男の子とスーパーで万引きをするシーンで、それからこの一家の樹木希林の祖母や女たちの毎日が雑然と描かれてゆく・・。この映画の芯は、その雑然さの描写のマチエールの深さで、人物一人づづ
、出来事のひとつづつの描写の映像の深さが、生きてゆくことの少しの喜び、大きな哀しさを呼び起こして胸を撃つのだ・・・。いろいろのことがあって、最後は一家は離散するのだが、家族とはほんとうはなんなのかという気持ちがふつふつと湧いてくる・・。思わず身の回りを確かめたくなるような映画だった。
・北斗賞・堀切句:”闇鍋の闇を臓腑に流し込む”、”きらきらと水を吐きたる海鼠かな”、”よく喋る人なり毛糸編見ながら“・・・・・・‥・・

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by engekibukuro | 2018-06-13 06:42 | Comments(0)  

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