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9月4日(火)M「死神の精度」石井光三オフイスプロデュース

原作:伊坂幸太郎、脚本・演出:和田憲明、あうるすぽっと
”どこからか人間界に派遣され、「死」を実行される対象となった人間を七日間観察し、その「死」が「可」か「見送り」かを判断して報告する。自らを「死神」とする調査員はたちは、一見しただけでは人と変わりない姿で現れる。また人間が作り出す「ミュージック」を死に神たちはこよなく愛し、仕事の合間の楽しみにしていた。今回・中年男・千葉として下りて来た死神が担当するのは藤田という男で「やくざ」だという。出会ったときから藤田は、どこか自分の運命に自覚的だった。”千葉を演じたのは萩原聖人、藤田をラサール石井が演じる。小劇場の名手和田の魅力が遺憾なく発揮された舞台だ・・。ローリイング・ストーンズのミュージックが鳴り響く中で、密度の濃い芝居が出来上がった。今回の舞台は再演で、初演は2009年シアタートラム。そのとき千葉を演じたのは香川照之、藤田は今回と同じラサール石井だった。
「凡そ君と」句:猪牙船の水路の跡を糸蜻蛉”、”水無月のよく飛ぶ妻の竹とんぼ”

by engekibukuro | 2018-09-05 07:22 | Comments(0)  

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