9月18日(火)M「イヌの仇討 あるいは吉良の決断」オペラシアたーこんにゃく座

作:井上ひさし、台本・作曲:林光、演出:上村聡史、吉祥寺シアター
この作品は「異説・忠臣蔵」。文学座を退団した上村の演出だ・・。その上村がこの作品の底流にある塩の問題を重視した。そのことがこの芝居の台詞にある・・。”お三「御領地三河の幡豆郡(はずこおり)は・・・そこは美しい遠浅の浜、そこで採れる饗庭塩(あえばしお)だけでも、ここ本所御屋敷の費用(かかり)が出るくらいじゃ・・」 新助「・・・で、その塩の事ですがね、江戸や大阪で赤穂の塩がにだいぶ客を奪われているって話ですな。塩が売れなくなったのを恨み、こちらの殿様が赤穂の殿様に辛く当った・・・」”
 幕府は赤穂の塩を独占するために赤穂を潰したという解釈だ。オペラではそのことがあからさまに表面化しないが、上村の演出は、井上の原作の塩についての批評性を重視して舞台に深みが加わった・・・。
「凡そ君と」句:”瓶詰の蓋のまはらぬ原爆忌”、”日輪の中に人ゐる原爆忌”

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by engekibukuro | 2018-09-19 09:50 | Comments(0)  

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