9月19日(水)M「蜜柑とユウウツー茨木のり子異聞ー」る・ばる さよなら身終い公演

作:長田育恵、演出:マキノノゾミ、、東京芸術劇場シアターイースト
る・ばるは1986年に松金よね子、岡本麗、田岡美也子の3人で結成したユニットだ。そのる・ばるが32年たった今回の公演を”身終い公演”として活動の幕をおろす。その公演に2015年に初演した長田育恵作の「蜜柑のユウウツー茨木のり子異聞ー」を上演した。この作品は第19回「鶴屋南北戯曲賞」を受賞した。茨木のり子の評伝劇だが、のり子が他界した同じ日に他界した紀子、典子が出てくる。この三人ののり子を松金、岡本、田岡が演じる。マキノの丁寧な演出で、独特のしみじみした雰囲気が立ち昇ってくる舞台だ。初演で強く記憶に残った、のり子の夫の医師が語った言葉があった。終戦直後の「あの焼け野原で、たった一ついいことがあったとすれば、たとえ一瞬でも、一人一人が必死になってこの国の未来を考えようとしたことだ・・あの思いだけは信じられる」・・現在この国がどうなっているのか・・感慨以上の気持ちがこの台詞を再演で聴いて湧いてきたことだった。
「凡そ君と」句:(秋六十六句)”鳴きつくすまで秋蝉を聴いてをり”、”フライパンの黄身のくづれてゆく残暑”

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by engekibukuro | 2018-09-20 09:45 | Comments(0)  

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