人気ブログランキング | 話題のタグを見る

9月20日(木)M「キネマの神様」秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場

原作:原田マハ、脚本:高橋正圀、演出:藤井ごう、紀伊国屋サザンシアターTAKASHIMAYA
舞台は飯田橋駅近くの「テアトル銀幕」(ギンレイホールがモデル)の控室。主人公の御年79歳のゴウちゃんは、ギャンブル依存症で多大の借金をつくり、家族に迷惑をかけ続けている。が、このゴウちゃんはただのダメ親父ではない。大の映画好きで、観た映画をすべて感想ノートに書いている。このゴウちゃんが、あるときひょんなことから自分の観た映画の感想をパソコンにブログを書く。それが評判を呼んで、読者がどんどん増えて、アメリカいる日本人も読んで、それを英訳する。すると、ローズ・バットというニクネームの読者が、一つ一つ書き込みをして、ついにはゴウちゃんと論争のよなやりとりが始まるという、意外な様相を見せてくる・・。実はこのローズ・バットはNYタイムスの映画評論家だった。そんな大家がゴウちゃんの映画評を認めたのだ。なんとも意外な楽しい物語で、それはゴウちゃんを演じた吉村直のなんともいえない魅力的な演技、独特の存在感によっている。芝居は、NYタイムスの評論家の🅂死で終わるが、テアトル銀幕の控室でその評論家への哀悼の席が設けられる。
・20日の朝日新聞の夕刊の谷岡健彦の世田谷パブリックシアターで上演された「チルドレン」の劇評が素晴らしいものだった。・堀切克洋君から処女句集「尺とり(難漢字)の道」を寄贈された。
「凡そ君と」句:”かなかな鳴く交番に色褪せし地図”、”新涼の奥歯でかじるアーモンド”

by engekibukuro | 2018-09-21 07:34 | Comments(0)  

<< 9月21日(金)M「星の王子さ... 9月19日(水)M「蜜柑とユウ... >>