人気ブログランキング |

9月27日(木)M★「ドキュメンタリー」・★★堀切克洋 句集「尺とり(難漢字)の道」

★作:古川健、演出:日澤雄介、劇団チョコレートケーキ企画公演、小劇場 楽園
”1985年、後天性免疫不全症候群いわゆるAIDSの脅威が日本の水面下に拡大しつつあった。とある製薬会社の社員の一人がジャーナリストに内部告発をお行う。そしてジャーナリストと社員は日本医学界会の深い闇を知る・・”告発する社員を浅井伸治、ジャーナリストを西尾友樹、今は開業医の医者を岡本篤が演じる会話劇。社員の告発するのは、自分の会社の血友病の薬剤についてだが、社員とジャーナリストは参考人として元その会社の社員で今は開業医の医者の話を聞く・・。その医者の話で、その会社の社長が、日中戦争のとき捕虜をマルタといって生きている人間を人体実権をしたいわゆる731部隊に関わっている人物だということが浮上してくる。密度の濃い充実した会話劇で、製薬会社の闇が浮上してくる。特に岡本の演じる開業医の話は、岡本の深い内省を感じさせる演技で感銘を受けた。
★★堀切克洋君は、初句集を出し、俳句の世界で新しい出発点を築き、演劇の世界でも雑誌「悲劇喜劇」の11月号から小山内伸さんとの対談で「演劇時評」を担当する。両方の世界で前途有望である・・。
 句集の自薦十句 ・紅梅を絵筆の先にふくらます・鳥雲に結婚離婚すべて紙・胸に抱く子と春眠をわかちあう・行先を食べはじめたる蝸牛 ・どちらかといえば汗かく人が好き・シャンパンの函は柩に似て晩夏・名月に近づいてゆく昇降機・露の玉こはるるかでを歪みけり
・畳まれて沖とほくある屏風かな・大根のおでんが好きで国憂う
「凡そ君と」お休み

by engekibukuro | 2018-09-28 10:00  

<< 9月28日(金)M「イカれてい... 9月26日(水) >>