10月6日(土)M「誤解」新国立劇場小劇場

新国立劇場の芸術監督に新しく小川絵梨子が就任した。その第一回の作品だ。
作:アルベール・カミュ、翻訳:岩切正一郎、演出:稲葉賀恵
ヨーロッパの田舎の小さなホテルで起った殺人事件をドラマにした劇だ。第二次大戦のフランスがナチス・ドイツに占領されていた時代にカミュが書いた作品。この芝居のテーマは厳然たる”死”だ。このホテルを営むマルタとその母親・・。二人は客を殺して金品を奪っていた。ある日、小さなとき家を出た息子がホテルに現れるのだが、二人はそれに気が付かずに殺す・・。死を扱う芝居は現在いくらでもあるが、この芝居は死を単にフイジカルなものとして扱うのでなく、”死”についての思弁を繰り返す。非常に死につての  観念的な台詞がくり返される。終戦直後のサルトルなどの実存主義の時代の演劇なのだ。いまはそのセリフが迂遠なものに聞こえてしまうが、”死”をメタフイジカルに扱う芝居は、現座では難解だが、新鮮でもあった・・。ただ、パンフレットにカミュについての専門家の解説はあるが、芸術監督の小川も演出家の稲葉も、なぜこの芝居を上演したかについての文章がないのがちょっと腑に落ちない・・。それにしても私の様な年寄りには懐かしかった。
「凡そ君と」句:”月描くパレットにまづ群青を”、”かしゃかしゃと詰めて雨月のおもちゃ箱”
池袋ふくろで、中川君と呑む。久しぶりに有田芳生さんがきた。新しい名刺には”立憲民主党沖縄県連代表”とあった。こんどの沖縄県知事選挙で沖縄にいたそうで、沖縄の”おもろ”の話が出た・・。

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by engekibukuro | 2018-10-07 07:33 | Comments(0)  

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