11月7日(水)M「移動」吉祥寺シアター

作:別役実、演出:西川信廣、プロヂューサー:衛紀生
ずい分と従来とは異なった別役劇だった。まず、舞台に電信柱は立っていたが、電信柱の頭に男の裸体らしきオブジェがにのっており、舞台の壁にも同じオブジェが張り付いている。そして、電信柱が遠くまで遠景として描かれている(美術:乗峯雅寛)。主演は赤子を抱いた竹下景子、竹下の夫はたかお鷹、そして父親が嵐圭史、母親が本山可久子。その一家が古びた荷車に家財道具をのせて、移動する。その道中で、いろいろの人物に会って、父親と赤子は死ぬ・・。別役劇ではまったく珍しい暗転が何回もある。そしてそのたびに、人間の生きていることのはかなさが、ひしひしと伝わってくる舞台だった。
「凡そ君と」句:”なんと遠きふるさとの町冬の町”、”オホーツクの梟眠るための昼”

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by engekibukuro | 2018-11-08 10:47 | Comments(0)  

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