1月3日(木)

・正月には高村薫「四人組がいた。」を読んだ。”高齢化に過疎化、怪しげな農村振興策と進む市町村合併・・・。ここはニッポンの田舎。自称村一番の教養人の元村長、自称村一番の常識人の元助役、自称元プレイボーイの郵便局長、自称小股の切れ上がった熟女のキクエ小母さんの老人四人組が、現代日本が抱える矛盾をブラックな笑いであぶりだす小説”だ。高村の小説の昔からのファンで、最初は本格推理小説から出発し、ついでシリアスな社会派小説、そしてこういうブラックユーモアの小説と、高村の世界は広く深くなった・・。この小説は、山のタヌキやいろいろな動物も出てきて、動物小説でもあって・・・面白かった。
「堀切句」:”葛餅の蜜ことごとく零れ落つ”、”ポロシャツの胸に鰐飼う暑さかな”


by engekibukuro | 2019-01-04 10:36 | Comments(0)  

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