2月11日(月)M「るつぼ」新国立劇場演劇研修所第12期終了公演

作・・・・・:アーサー・ミラー、翻訳:水谷八也、演出:宮田恵子、新国立劇場小劇場
この芝居は、17世紀の末のアメリカ・マサチューセッツ州セイレムで起こった魔女裁判を描いたアーサー・ミラーの名作だ。”夜の森で、裸で踊る少女たちが目撃される。その一人アビゲイルが、かって不倫関係にあった農夫プロクターを呪い殺すため儀式だった。一人の少女が原因不明の昏睡状態に陥り、「魔女の仕業だ」という噂が駆け巡る。アビゲイルたちは自らのしたことを隠すため、無実の村人たちを次々に”魔女だ”と告発する。次第に聖女として扱われるようになったアビゲイルはついにプロクターの妻も”魔女”として告発する”演出の宮田は、研修生たちが「この作品を作り上げる知力、体力、精神力、演技力が、果たして彼らにあるのだろうか・・。恐らくは、はるかに手の届かない姿が露呈するだけの結果になるかもしれない・・」とパンフに書いていたが、それは全くの杞憂だった。お世辞ではまったくない素晴らしい舞台だった。研修生たちは、この名作を自分たちのものにしたのだ。なにより、久しぶりにそれそれの役を真に生きている舞台を観た思いだ。魔女裁判が新国立劇場に蘇ったのだ。
「堀切句」:”東大はごつごつとして春寒し”、”書肆の灯を乞うて恋猫戻りきし”・・・・・・・・

by engekibukuro | 2019-02-12 10:18 | Comments(0)  

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