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12月3日M「ドブネズミたちの眠り」流山児事務所S早稲田

作:坂口瑞穂、演出:流山児祥。ヤクザたちが密室にこもって、どこかの組長のタマをとる謀議と、その実行のシュミレーションで時間をすごす芝居だが、いままでの坂口の書いた芝居の人物は芸人であれ、ヤクザであれ、ストリッパーであっても人物も話も具体的だった。しかし、この芝居は人物は符丁であって、話も抽象的でヤクザ同士のいがみ合いが主体。流山児は坂口に「男たちの背後にセイカツやシソー?がきちんと見え隠れする緻密な戯曲でなく役者の妄想と身体で作りあげられる台本をお願いした」そうだが、たしかに塩野谷正幸、千葉哲也、さとうこうじらの演技は面白い。が、坂口の戯曲の魅力はセイカツやシソーが見え隠れするからじゃなかろうか。それが見えないと、塩野谷、千葉らベテランの芝居が力が入りすぎてる、観ていて少々もたれ気味だ。なかでは小柄役者のさとうの小柄ならではの迫力満点の演技が一番の見ものだった。

by engekibukuro | 2008-12-04 10:06  

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