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2月27日(火)

・3月の芝居予定確認。エルモア・レナード作、村上春樹訳「オンブレ」を行きつけのカフェ・コーヒータイムで読みだす。5時半、家に戻り、一日の最大の楽しみのウイスキーを飲みだす。芝居のいない一日・・。

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by engekibukuro | 2018-02-28 07:43 | Comments(0)  

2月26日(月)M「真実」文学座

作:フロリアン・ゼレール、訳:鵜山仁、演出:西川信廣、東京芸術劇場シアターウエスト
 親友の妻と不倫をしている主人公が、実は親友はそれをはじめから知っていた、さらに主人公の妻も親友と・・・。騙しあいの「フレンチ・コメデイ」、いかにも文学座らしい演目で、主人公は渡辺徹と鍛冶直人のダブルキャストで、私は鍛冶の日に観たが、嘘の効用の面白さを堪能できた・・。「文学座通信」にフランス演劇に詳しい中村まり子さんが書いていたが、ゼレールの芝居はいわゆる「フレンチ・コメデイ」とは違って、むしろ英国のハロルド・ピンターと似ていると、小難しい単語や、複雑な言い回しの言葉がなく、シンプルで解り易い、なのに「深い」と・・・。なるほど、そうか・・。/・・・//・//

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by engekibukuro | 2018-02-27 10:31 | Comments(0)  

2月25日(日)

・前から気になっていて、読んだことがなかった作家佐藤正午のエッセー集「象を洗う」と小説「バニシングポイント」を読む。なかなか味のある、魅力的な文体をもっている作家だ・・。これからの楽しみが増えた。
 競馬、中山記念、松岡騎乗のウインブライトが堂々の一着、日刊ゲンダイの競馬予想者外山の予想が的中、一番人気のデムーロ騎乗のペルシアンナイトが着外、このレースは3着まで的中すればいいワイド馬券が少々、それと阪神の阪急杯の川田騎乗のレッドファルクスとルメール騎乗のモズアスコットとのワイド一本勝負で、総じてなんとかトントンに・・・。/////

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by engekibukuro | 2018-02-26 09:46 | Comments(0)  

2月24日(土)M「「ドレッサー」加藤健一事務所

作:ロナルド・ハーウッド、訳:松岡和子、演出:鵜山仁、本多劇場
この芝居は、英国の旅回りのシェイクスピア専門の劇団の話である。私は、ロナルド・エアーの演出で2本観ている。いずれも主役の座長役を映画俳優の三国連太郎が演じた。初めての舞台出演だったが、まさに堂々と演じてその存在感は舞台を圧していた。1988年と1989年とにサンシャイン劇場で2回上演されたのだが、ドレッサー(付き人)役を、88年は加藤健一、89年は柄本明が演じた。今回のドレッサー、ノーマンは花組芝居の加納幸和が演じた。今回はむろん座長は加藤健一が演じた。いろいろ比べると興味は尽きない上演だった。三国の時は加藤も柄本も三国の芝居の格に追いつこうと懸命で、それがドレッサーの座長に対する献身と合致して、二人それぞれ違うが忘れがたい演技だった。今回の加藤の座長もよかった。三国と比べて元来の舞台俳優だから細かい芝居をきちんとこなしたものだった。それと加納のノーマンが出色だった。座長は旅先で死ぬのだが、机の上には自叙伝の前書きがあって、それはいままで働いてくれたスタッフたちへの謝意を述べたものだったが、小道具掛りや衣裳担当者への謝意はあっても、ドレッサーのことは一言も書いていなかった。あれだけ座長へ献身した、それこそ下着まで洗って上から下まで懸命に世話をしたのに・・。それを読んだノーマンの落胆と惨めさが加納の演技でひしひしと伝わってきた。もともと芝居の一座においては、ドレッサーというものは、影の影の存在ではあるにしてもだ・・。やはりこの芝居は名作だ。
・遅ればせだが、大杉漣さんが亡くなった。転形劇場の舞台も、バイトだったポルノ映画の出演も、それに北野武の映画で売れ出した映画もほんど観ているが、本当に素晴らしい俳優だった。急逝心不全で66歳で亡くなったのは、大杉が心から尊敬していた転形劇場の主宰者の太田省吾さんが亡くなった年齢に近いのだ・・。心からご冥福をお祈りする!‥・・
 

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by engekibukuro | 2018-02-25 10:11 | Comments(0)  

2月23日(金)M「岸 リトラル」シアタートラム

作:ワジデイ・ムワワド、翻訳:藤井慎太郎、演出:上村聡史
2014年、17年にシアタートラムで上村の演出で上演された「炎 アンアサンデイ」は数々の演劇賞に輝いた。この作品は、この「炎 アナンデイ」を含む、ワジデイ・ムワワドの”約束の血4部作”の1作目の上演である。”青年ウイルフリードはある夜、物心がつく前に離ればなれになった父イスマイルの突然知らされる電話をとった。彼は死体安置所で変わり果てた姿の父親と対面する。ウイルフリードは自分を産んですぐにこの世を去った母親ジャンヌの墓に、父の亡骸を一緒に埋葬しようとするのだが、母の親族たちから猛反対される。どうあやら彼の知らない父と母の関係があるようだ。そのか語られないまま封印された父の過去とは何なのか?突然負い上がった父の死体とともに、内戦の傷跡がいまだ癒えぬ祖国へ向けて、奇妙な父子の旅がはじまる・・”大変な力作である。シーンが<ここ><昨日><向こう><他社><道><岸>と類別されて、47もある。ウイルフリードを演じたのは文学座の亀田佳明、父を岡本健一が演じた。ほかに大谷亮介、中嶋朋子ら大勢の俳優が出演した。役3時間の上演時間、その時間に高密度のシーンが緊張を欠かさず上演された。亀田も良かったが、とくに岡本が半裸姿で体に青い塗料を塗ってほとんどでずっぱりで演じる・・。演じほうも大変だろうが、観るほうも大変な緊張を強いられる感じになる。しかし、内容が複雑でこれほど密度の濃い芝居を上演したのは類例のない快挙でもあった。//・・

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by engekibukuro | 2018-02-24 10:16 | Comments(0)  

2月22日(木)

・表参道のクリスタルビルの地下階で開催されている。会田誠展「GROUND NO PLAN」を見に行く。合田の作品は、「ニューーヨ-ク爆撃図」以来のファン。「フォーマル階」とされる地下一階は絵画や模型が多く、しかし脱力感にあふれる。たとえば「新宿御苑大改造図」は、現在の御苑を、あらたなビオトーオプにすることを提案。図面や解説を黒板にぎっしり書き込んでいる。いっぽう「カオス階」の地下2階は檄文や立て看板と震災後を思わせる造作物であふれる。合田は今展に際し浮かんだのは「雑草やスラム街といった、貧乏くさいイメージだった」と言っている。ゆえにこの階の展示物はガラクタばかりで、それも「快適なスラム」というべく、ユーモアあふれて合田流の骨頂だった。期待どうりで面白かった、しかも入場無料だった。

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by engekibukuro | 2018-02-23 11:18 | Comments(0)  

2月21日(水)M「シャンハイムーン」世田谷パブリックシアター

作:井上ひさし、演出:栗山民也、こまつ座&世田谷パブリックシアター
 1984年(昭和九年)八月二十三日から九月十六日までの約一カ月間のシャンハイ(上海)におけ作家魯迅の生活を描いた作品。魯迅を野村萬斎が演じ、妻の許広平を広末涼子が演じた。ほかに魯迅の生活を全面的に助力する日本人の内山書店の店主内山完造を辻萬長、完造の妻みきを鷲尾真知子が演じた。上海で国民党政府の特務機関に追われている中国近代文学の祖・魯迅・・。その魯迅の隠れた生活を外には戦争の嵐が吹き荒れる気配の中、緊張感に満ちた静かな生活を淡々ともいえる筆致で井上が描いた名作だ・・。魯迅を演じた野村が中心人物としての役割を完璧に果たしていた.div.。

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by engekibukuro | 2018-02-22 10:20 | Comments(0)  

2月20日(火)M「夜、ナク、鳥」オフイスコット-ネ プロデュース

作:大竹野正典、演出:瀬戸山美咲、プロデューサー:綿貫凜
 大竹野の芝居を綿貫は勢力的に紹介してきたが、こんな芝居がまだあったんだと・・驚いた。この芝居は実際に起きた殺人事件をもとにした作品だ。”命を救う看護師が医療の知識を悪用し、自分たちの夫に多額の保険金をかけて、次々と殺害ー2002年に福岡県久留米市で実際に起こった保険金連続殺人事件をモチーフにして描いく。世間を震撼させた前代未聞の事件、その4人の女たちの修羅の生き様に迫る。わかりやすい行動をとる男たちとは違って、大竹野が描く女はいつも不気味だ。”まさにな何とも言えない不気味さが舞台を覆う・・。それは、4人の看護師を演じた、松永玲子、高橋由美子、松本紀保、安藤玉恵の演技が凄いのだ。特に親玉格の看護師ヨシダを演じた松永玲子がなんともいえない魔術的な指導力を示すのだ・・。それと、この4人は、お互いを敬称抜きに名字で呼び合う、ヨシダ、イシイ、ツツミ、イケガミと・・。この芝居は、事件の猟奇性そのものを描くのでなく、看護師4人の緊密な結束力そのものを描き、瀬戸山が言うように、”寂しく、惨めで、愛を求めながら、殺すしかない女たち。そして、女たちの激情に気づかない男たち。”綿貫が紹介し續けた大竹野の作品のうちでも白眉ともいえる作品だった。瀬戸山の演出も冴えに冴えていた。そして、久しぶりに観た松永玲子の演技力・・・。

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by engekibukuro | 2018-02-21 10:20 | Comments(0)  

2月19日(月)

「俳句を作る演劇人の会」於・神保町銀漢亭
今回の兼題は「初午」と「鶯」読み込みは「サテ」
今回は全く自信がなく、一つも採られないと不安だったが、”うぐひすのケキょの声音に励まされ”という句を田岡美也子さんと谷岡さんに採っていただいた。ほかに、”初午や煮しめてうまき馬肉かな”という句を作ったが、久保田万太郎の”はつ午や煮しめてうまき焼豆腐”の盗作だと谷岡さんにばれてしまった・・。初午の午が”うま”なので馬肉をくっつけてみたのだが、恥ずかしいことだった。
・なお、雑誌「悲劇喜劇」の対談演劇時評を谷岡さんと内田洋一さんが次号から始める。楽しみのことだ・・・・・・・。/di・・v>

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by engekibukuro | 2018-02-20 09:46 | Comments(0)  

2月18日(日)

今年初のG!レース 第35回フェブラリリーS、狙ったテイエムジンソクが来ないで、内田博幸騎乗のノンコノユメがきた。ノンコノユメとムーア騎手騎乗のゴールドドリームのワイド馬券を買っていたので、ななんとかトントン。
・小沢信男「俳句世語り」再読、「月々の季節の移ろいにつれて、または掲記する天下の出来事に目を見張りつつ、あちらの先達やこちらの知友の名吟佳吟と、いささか勝手ながらおつきあいいただいて三々五々、連れ立って歩いていこう。(・・・)それにしても。俳句、川柳、雑俳の、さまざまに味深いことよ。芭蕉このかた練り上げられた民衆芸術の一端を、相ともにおたのしみいただければ幸いです。」”はじめ”より。
俳句の魅力の底深さをつくづく感じた本であることを確認した本だった//・・。

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by engekibukuro | 2018-02-19 07:32 | Comments(0)