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1月30日(水)M「花の秘密」赤坂RED/THEATER

作:チャン・ジン、翻訳・企画:洪明花、演出:横内謙介
イタリアの山村の話だ。韓国人がイタリアの人々の話を掻くのは、韓国人がアジアのラテン系といわられているのがよく分かる、違和感が全くない芝居だ。仲良しの女たち4人が、夫に保険をかけるために、男に化けて、保険会社の担当者をだますという、よくできたファルスだ。女4人を、沙央くらま、中島唱子、みょんふあ、原田樹里が楽しく演じきった。演出の横内は、本来は中島淳彦が担当するのだったが、病気で代わったという。横内の演出もよくできていたが、中島の病気の一日も早い回復を祈りたい・・。
「堀切句」:”丘あれば丘のかたちに麦を刈る”、”白靴のまだ吐く地中海の砂”・/・・・・・・・・・・・・・・・


by engekibukuro | 2019-01-31 10:16  

1月29日(火)

・82歳を越えて、歩くのが難儀になって、ちょっと歩いただけでイキが上がる・・・。もうトシだからしょうがないと、半分あきらめていたが、どうしても光が丘公園の先の練馬区の分室にいって、証明書をもらわなければならなくなって、意をけっして公園をつっきってきて歩いた。30分かかったがか、イキもあがらず、無事に行きつけた・・。帰りに図書館にも行けて、大きな季語辞典のコピーもできたし、雑誌「テアトロ」も読めた。昨年の年間回顧の座談会で、風姿花伝で長期連続公演を行っている野木萌葱主催のパラドックス定数の公演が、ダントツに評価されている。私も宮本起代子さんと一回観たが、とてもユニークな作品だと思った。3月の最後の公演はぜひ観ようと思った。とにかく、自分の老化も思いこみで、なんとかがんばればきちんと歩けることが分かって嬉しかった。
「堀切句」:”巻尺のやうにするりと蜥蜴の尾”、”氷菓舐め三つの色の混ざり合ふ”

by engekibukuro | 2019-01-30 09:36  

1月28日(月)

俳句結社銀漢発行の雑誌「銀漢」2月号を読む。先月から「俳句を作る演劇人の会」の仲間宮本起代子さんの「久保田万太郎の覚書ーそれだけのことー」の連載が始まっている。”それだけのこと”は万太郎の句”いへばたゝだそれだけのこと柳散る”からとっている。先月は副題は・第一回・出会わせてくれた人・・中村伸郎:ジャンジャンにおいての、俳優中村伸郎と劇作家別役実の対談における中村の万太郎への話から始まっている。今月は第二回・読まれなかった手紙・・「ふり出した雪」:だ。この芝居は名作だ。この連載は、同じ連載の堀切克洋君の難解な「もの・ことの哲学」と一緒に毎月楽しみの連載になりそうだ。また、今月号に乗った宮本さんの句”通夜客もまた病む人や枇杷の花”を主幹の伊藤伊那男先生が”何ともしみじみした句である”と高い評価だった。
「堀切句」:”まだ誰の躰も知らぬ水着かな”、”ゆすらうめ小崎を小作食味にけり“・・/////・・・

by engekibukuro | 2019-01-29 10:41  

1月27日(日))モーツアルト歌劇「ドン・ジョヴァンニ全幕(日本語上演)

総監督:指揮:井上道義、演出・振付:森山開次、読売日本交響楽団(管弦楽)、東響コーラス(合唱)<合唱指導:辻博之>
東京芸術劇場コンサートホール
3時間余りの本格オペラ、聴きごたえ見ごたえたっぷりの舞台だが、聴き観るのに、相当の体力を要することを初めて体験した。
「堀切句」:”睡蓮の葉まで水輪の届かざる”、水よりも水の色して糸蜻蛉”

by engekibukuro | 2019-01-28 09:20  

1月26日(土)M「パリのアメリカ人」劇団四季 シアターオーブ

作曲:ジョージ・ガーシュイン、作詞:アイラ・ガーシュイン、台本:クレイグ・ルーカス、演出・振付:クリストファー・ウイールドン
日本語版台本・訳詞:高橋知伽江
約4時間、贅沢で楽しい時間を過ごさせてもらった。昔のジーン・ケリ-主演の映画「パリのアメリカ人」を思い出し、楽しみが重なった。
「堀切句」:”夏めくや貝のかたちのパスタ茹で”、”蝸牛しづかに泡を吹きにけり”
堀切克洋君が俳人協会賞の新人賞を毎日ここで連載している句集「尺蠖の道」で受賞した。さらに彼が所属している結社「銀漢」の主幹伊藤伊那男先生が句集「然々(しかじか)と」で協会賞を受賞して、同じ結社で二人受賞とはまれにみる快挙だ!
・池袋ふくろで吞むが、中川君とは会えなかった・・。…・・・・・・・・・・・・・

by engekibukuro | 2019-01-27 09:56  

1月25日(金)M「どうぶつ会議」こまつ座

作:井上ひさし、演出:田中麻衣子、音楽:国広和毅、新国立劇場小劇場 THE PIT
 こまつ座の新春公演、同名のエーリッヒ・ケストナーの小説を井上が舞台化した作品。ケストナーは広島の原爆投下に衝撃を受けてこの小説を書いた。さまざまな動物たちが、人間の子どもたちが大人たちの戦争のために不幸になっている、動物たち人間の子どもたちに話しかける。
井上は語る。”この二十一世紀というのは、地球と人類史上はじめって以来の大問題が起こっている。これをみんなで考えて必死に解決していかなければいけない時代になったのです。(中略)「この世の中は自分たちの意思で変えられる」といことを肝に銘じていただきたい。自分たちの意見をはっきり表していくことです”
そして、劇の最後にどうぶつたちは、子どもたちと、そして観客たちと一緒に、「動物憲章の唄」を歌う。”ちいさいちいさい ぼうふらも/おおきいおおきい マンモスも/かわわいかわわい ひなどりも/こわいこわい毒ぐももーそして人間モー狭い地球にしがみついている同じ仲間さ”
「堀切句」:”フラスのポストは黄色夏近し”、”それそれに影抱き合う若葉かな”

by engekibukuro | 2019-01-26 10:36  

1月24日(木)M 空晴+南河内万歳一座合同公演☆オールスターズ「隠れ家」

作・演出:内藤裕敬、下北沢ザ・スズナリ
ひさしぶりに南河内万歳一座の芝居を空晴との合同公演という形で観た。相変わらず狭い舞台に両劇団の役者たちがひしめいて、特に男役者たちが、赤ふんどし一つで、役者としての内藤のリーダーシップで、昔からの内藤の、人間はいかに生きるか、いかに演劇でそれを表現するかという、そして人間とはなにかという、内藤特有の形而上学的設問を舞台せましと、躍動感に展開していた。
「堀切句」:”どの花も影をもたざる寒椿”、”凍蝶のよみがへるまで日を溜めよ”…………・


by engekibukuro | 2019-01-25 07:39  

1月24日(木)M 空晴+南河内万歳一座合同公演☆オールスターズ「隠れ家」

作・演出:内藤裕敬、下北沢ザ・スズナリ
ひさしぶりに南河内万歳一座の芝居を空晴との合同公演という形で観た。相変わらず狭い舞台に両劇団の役者たちがひしめいて、特に男役者たちが、赤ふんどし一つで、役者としての内藤のリーダーシップで、昔からの内藤の、人間はいかに生きるか、いかに演劇でそれを表現するかという、そして人間とはなにかという、内藤特有の形而上学的設問を舞台せましと、躍動感に展開していた。
「堀切句」:”どの花も影をもたざる寒椿”、”凍蝶のよみがへるまで日を溜めよ”


by engekibukuro | 2019-01-25 07:39  

1月23日(水)

石牟礼道子「椿の海の記」(河出文庫)は私の生涯で読んだ小説の最高傑作だ・・。水俣の山や海に囲まれた人間の営みが、四歳の女の子の視線で豊かに細やかに描かれていて、池澤夏樹の文庫本の帯に引用された言葉「これは四歳の時の自分というスクリーンに投影された石牟礼道子の全人生なのだ」という絶賛が全くそのとおりで、一ページ々に描かれた言葉が、現実そのもののように粒だっていて、すぐさま四歳の石牟礼道子の世界に同化できるのだ。くりかしになっているかもしれないが石牟礼を助力してきた渡辺京二が「予言の哀しみ 石牟礼道子の宇宙Ⅱ」の”あとがき”で、この作品を読み返して「隅々まで知悉しているつもりでいたこの作品が、まったく新しいのとして、私の前に立ち現れた。今になって改めて思う。偉大なる才能なりしかな、その仕事をいささかなりと支えられし幸わせよ。故人は創作者以外の何者でもなかった。もう、それだけでよい」と書いた気持ちが実感できるのだ。あとわずかな時間しか活きられないかもしれないが、繰り返し読もう。
「堀切句:どんど火を逃げ神鶏の羽づくろひ”、”重心のすぐに定まる寒卵”

by engekibukuro | 2019-01-24 10:26  

 1月22日(火)

・老年精神科医:和田秀樹「自分が高齢になるということ」を読んだ。高齢になると認知症か鬱病のどちらかになるという。つまりボケることなのだが、この本を読むと、普通に普通にトシをとって、老いてゆくというイメージは全然でてこない。細かい注意事項はいろいろ書いてあるが、どうも気が滅入るばかり・・。ブックオフゆきの本する。精神医学というものは、自分もいろいろ薬を飲んではいるのだが、もいひとつわかりにくい医学だね・・。
「堀切句」:”留学の決まればパリを恵方とす”、”この風より寒に入りたるかもしれず”…・・・・・・・・・・・・・・・・・

by engekibukuro | 2019-01-23 07:39