2月20日(火)M「夜、ナク、鳥」オフイスコット-ネ プロデュース

作:大竹野正典、演出:瀬戸山美咲、プロデューサー:綿貫凜
 大竹野の芝居を綿貫は勢力的に紹介してきたが、こんな芝居がまだあったんだと・・驚いた。この芝居は実際に起きた殺人事件をもとにした作品だ。”命を救う看護師が医療の知識を悪用し、自分たちの夫に多額の保険金をかけて、次々と殺害ー2002年に福岡県久留米市で実際に起こった保険金連続殺人事件をモチーフにして描いく。世間を震撼させた前代未聞の事件、その4人の女たちの修羅の生き様に迫る。わかりやすい行動をとる男たちとは違って、大竹野が描く女はいつも不気味だ。”まさにな何とも言えない不気味さが舞台を覆う・・。それは、4人の看護師を演じた、松永玲子、高橋由美子、松本紀保、安藤玉恵の演技が凄いのだ。特に親玉格の看護師ヨシダを演じた松永玲子がなんともいえない魔術的な指導力を示すのだ・・。それと、この4人は、お互いを敬称抜きに名字で呼び合う、ヨシダ、イシイ、ツツミ、イケガミと・・。この芝居は、事件の猟奇性そのものを描くのでなく、看護師4人の緊密な結束力そのものを描き、瀬戸山が言うように、”寂しく、惨めで、愛を求めながら、殺すしかない女たち。そして、女たちの激情に気づかない男たち。”綿貫が紹介し續けた大竹野の作品のうちでも白眉ともいえる作品だった。瀬戸山の演出も冴えに冴えていた。そして、久しぶりに観た松永玲子の演技力・・・。

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# by engekibukuro | 2018-02-21 10:20 | Comments(0)  

2月19日(月)

「俳句を作る演劇人の会」於・神保町銀漢亭
今回の兼題は「初午」と「鶯」読み込みは「サテ」
今回は全く自信がなく、一つも採られないと不安だったが、”うぐひすのケキょの声音に励まされ”という句を田岡美也子さんと谷岡さんに採っていただいた。ほかに、”初午や煮しめてうまき馬肉かな”という句を作ったが、久保田万太郎の”はつ午や煮しめてうまき焼豆腐”の盗作だと谷岡さんにばれてしまった・・。初午の午が”うま”なので馬肉をくっつけてみたのだが、恥ずかしいことだった。
・なお、雑誌「悲劇喜劇」の対談演劇時評を谷岡さんと内田洋一さんが次号から始める。楽しみのことだ・・・・・・・。/di・・v>

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# by engekibukuro | 2018-02-20 09:46 | Comments(0)  

2月18日(日)

今年初のG!レース 第35回フェブラリリーS、狙ったテイエムジンソクが来ないで、内田博幸騎乗のノンコノユメがきた。ノンコノユメとムーア騎手騎乗のゴールドドリームのワイド馬券を買っていたので、ななんとかトントン。
・小沢信男「俳句世語り」再読、「月々の季節の移ろいにつれて、または掲記する天下の出来事に目を見張りつつ、あちらの先達やこちらの知友の名吟佳吟と、いささか勝手ながらおつきあいいただいて三々五々、連れ立って歩いていこう。(・・・)それにしても。俳句、川柳、雑俳の、さまざまに味深いことよ。芭蕉このかた練り上げられた民衆芸術の一端を、相ともにおたのしみいただければ幸いです。」”はじめ”より。
俳句の魅力の底深さをつくづく感じた本であることを確認した本だった//・・。

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# by engekibukuro | 2018-02-19 07:32 | Comments(0)  

2月17日(金)M「衣衣 KINUGINU」m'etro

脚本・演出:天願大介、原案:泉鏡花「陽炎座」「女仙前記」「きぬぎぬ河」、古浄瑠璃「一心二河白道」、新宿ゴールデン街劇場
 宝塚出身の月笛さららの妖艶、結城一糸、結城敬太の人形遣い、身長115㎝の後藤仁美のかわいらしい異形、この演者たちによって、鏡花の深山幽谷の異世界が、新宿のど真ん中の小さな劇場でくりひろげられ、現実世界を遠いものにして、これぞ演劇でしかできない魔界に没入できたのだ・・//・。

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# by engekibukuro | 2018-02-18 10:34 | Comments(0)  

2月16日(金)

・3月の芝居の予定、3月は多すぎて毎日観ても間に合わないくらいで難渋・・・。
・ロス・マクロナルドの「人の死し行く道」を久し振りに読み返す。中田耕治の名訳だ。ロス・マクロナルドはアメリカ東海岸のサンフランシスコ、ロスアンジェルスを舞台にしたハードボイルド・ミステリーの先駆け、ダシール・ハメット、レイモンド・チャンドラーに継ぐ作家で、この作品はチャンドラーの「さらば愛しき女よ」以来の傑作だといわれる作品だ。ハメットの私立探偵はサム・スペード、チャンドラーはフイリップ・マーロウ、ロス・マクドナルドはリュウ・アーチャーだ。このミステリーは、看護婦あがりの美女が主人公だが、彼女の周りのカリフォルニアのアウトローたちの人物描写、街の雰囲気、リュウ・アーチャーの孤独、それら一切がミステリーの枠を超えた人間の深層に迫っていると思わせるのだ。私は、ハメットもチャンドアラーも好きだが、御三家の中ではロス・マクドナルドが一番好きで、早川ポケットミスウテリーで新作が出るのを待ちかねていたものだ。この作品と、「ウイチャリー家の女」「一瞬の敵」が入って一冊になっている本を持っているの
・・でいるので次は「ウイチャリー家の女」をゆっくり読もう/・・・・・。//・・
・。・・・


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# by engekibukuro | 2018-02-17 09:55 | Comments(0)