5月11日(金)M「われわれのモロモロ」さいたまゴールド・シアター番外公演

構成・・・・・演出:岩井秀人 ”ゴールド・シアター2018春” 以下のメンバーの自身のの記録を、岩井が構成・演出して舞台化した。
「わが家の三代目」作:百元夏絵(1942年生まれ)、「友よ」作:石井菖子(1936)、「無言」作:田村律子(1939)、「パミーとのはなし」作:大串三和子(1929)、「荒鷲」作:森下竜一(1929)、「その日、3才4カ月」作:谷川美枝(1942)
 これらの記録は、ほぼ私と同世代の人々の記録だから、兵営期以前の世代だが、身につまされる話ばかりで、転じて現在の世の中の、別の意味での酷さを感じたのだった。なお、この劇は、彩の国さいたま芸術劇場1Fの稽古場NINAGAWA STUDIOで行われた。STUDIOの外の廊下には、在りし日の蜷川幸雄のさまざまな写真が展示されていて、蜷川幸雄演出の作品の数々を思い出させてくれるのだった。
北斗賞・堀切句:”母の日の永遠といふパーマかな”、”それぞれに影抱きあふ若葉かな”、”天日を余さず隠し朴の花”‥・・・・・‥・・

[PR]

# by engekibukuro | 2018-05-12 07:05 | Comments(0)  

5月10日(木)S渋谷・コクーン歌舞伎「切られ与三」(演出・美術:串田和美)

作:瀬川如皐「与話情浮名横櫛」より、補綴:木ノ下裕一、音楽:Dr、KyOn、bunkamuraシアターコクーン、松竹KK
与三郎を中村七之助、お富を中村梅枝、下男忠助と蝙蝠の安五郎を笹野高史が演じる。コクーン歌舞伎も25年目を迎えた。串田と十八世中村勘三郎とのタッグによりり始まったコクーン歌舞伎、七之助が小学校の頃に始まったのだ。今回の串田の演出は、洗練の度が更に上昇して、非常に見ごたえのある舞台だった。下座音楽をDr.KyOnのピアノ、ベース、パーカッションを使い、串田の現代アート風の移動するセットと相まって、与三とお富の物語は、高野の狂言回しの渋みが隠し味になって、物語のストーリーの進行が、それぞれのシーンの内容を超えて、全体の流れのショウアップの高揚になって、一つのスペクタクルに収斂して、与三とお富はその流れの美的ポイントの一つとして存在して、物語を越えた独特の存在に変貌した。むろん七之助と梅枝はその役割を自然に果たして無類のテイストを舞台に放流していた・・。
北斗賞・堀切句:”赤子よりまだまだ軽し茶摘み籠”、”眼鏡屋のめがねの数の夏来たる”、”夏めくや貝のかたちのパスタ茹で”


[PR]

# by engekibukuro | 2018-05-11 10:17 | Comments(0)  

5月9日(水)M「煙が目にしみる」加藤健一事務所、本多劇場

原案:鈴置洋孝、脚本・演出:堤泰之
ある田舎町の斎場の待合室。無人の待合室に二人の白装束の死者が焼き場から出てくる。お互いに話し合って・・・。そこへ二人の家族も待合室に集まってくる。一方の家族は大勢で、一方は娘と愛人の二人、一方の家族のお婆ちゃんはボケが入っているが、死者を見ることができ、さらになんと死者とおしゃべりができるのだ・・。このカトケン扮するお婆ちゃんが絶品だ・・。このお婆ちゃんを介して二つの家族の死者への思いを伝えてて・・。この芝居、2000年、2002年、2005年と上演し、アンケートでの再演希望の圧倒的に多い芝居で、翻訳劇が多いカトケン事務所の芝居で、日本人が書いた作品であることも珍しい・・。
北斗賞・堀切句:”砂を吐く浅蜊に余罪があるごとし”、”遠足の草のにほひの服あらふ”、”巻き尺の巻き戻りよき夏隣”‥‥‥‥・・・

[PR]

# by engekibukuro | 2018-05-10 10:19 | Comments(0)  

5月8日(火)M「たいこどんどん」こまつ座 

作:井上ひさし、演出:ラサール石井、紀伊国屋サザンシアターTAKASHIMAYA
江戸時代末期、江戸で指折りの薬種問屋の跡取り息子清之助(江端英久)がなじみの幇間(たいこもち)桃八(柳家喬太郎)と、品川の女郎屋小菱屋へ向かう。そこで清之助の馴染みの女郎袖が浦の、薩摩侍との奪い合いになり、果ては二人は品川の海に小舟に乗せられ、嵐にあって、北へ向かう船に拾われて・・・、それから9年間の流亡の旅の生き地獄にあって、やっと江戸へ戻ったら、時代は江戸から東京になり、薬種問屋は跡形もなくなっていた・・。ラサールの演出は、井上芝居の常連の演出家とは一味違った演出で、音楽や踊りの使い方が独特で、無類の面白い舞台に仕立て上げた。それになんといっても桃八を演じた柳家喬太郎が独特の存在感で舞台を締めて、見ごたえのある舞台の成立に貢献した。
北斗賞・堀切句:”朧夜の赤子の肌のよくにほふ”、”褒めるより先に褒められ花衣”、”このへんが玄関らしき花筵”…・・


[PR]

# by engekibukuro | 2018-05-09 09:49 | Comments(0)  

5月7日(月)

東京医科歯科大血液内科渡邊先生の定期検査。胃の内視鏡の検査は問題なかったが、このごろ歩くと動悸が激しくなると言ったら、次は心臓の検査をしりことになる。
北斗賞・堀切句:”ふらここを風に攫はるるまで漕ぐ”、”さてこれは恋かもしれぬ花粉症”、”ワインの名刻まれている巣箱かな”
・・・・・・

[PR]

# by engekibukuro | 2018-05-08 06:53 | Comments(0)